朝観た番組 Q〜わたしの思考探究〜 戦争はなぜ起こるのか?

Q〜わたしの思考探究〜

教育 土曜 午後 11時45分〜午前0時15分

教育 土曜 午前 10時30分〜11時(再)

http://www.nhk.or.jp/program/tanq/

という番組。偶然なんだけど、NHK教育をつけたら、再放送でやってた。

戦争は、なぜ起こるのか?について議論中だった。

ゲストには、興味はないので、省略します。

(体調悪いときは、これ入れます。省略●●●

初めて知った言葉なのだけど、ずっと気になってて、覚えている内に書いておこうと思ったの。

引用

アンヌ・モレリ『戦争プロパガンダ10の法則』

戦争を推進する側は、つぎの10の法則どおりに、事態をえがこうとする。

(1)「われわれは戦争をしたくはない」

(2)「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」

(3)「敵の指導者は悪魔のような人間だ」

(4)「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」

(5)「われわれも誤って犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる」

(6)「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」

(7)「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」

(8)「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」

(9)「われわれの大義は神聖なものである」

(10)「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」

ここまで。

ここに述べられた言葉の中で、最後の10の中で述べられている

「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」

これを番組で聞き終えたとき、 祖父を思い出した。

「非国民」「三国人と内通しているのだろう。」

人は、「きっかけ」を待つ。「きっかけ」を作る。

「きっかけ」に、偶然はない。

戦争が起こる背景に、かならず、「人の欲(恐怖)」がある。

あの10の言葉に、当てはめてみたい言葉がある。

(1)「われわれは戦争をしたくはない」

ある女の子

「別にさ。私だって、こんなことしたいわけじゃないんだよ。だって、私、いい人だしー」

祖父「zzzzzz」聞いてないふり。

(2)「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」

ある女の子

「しかたなかったんだよねぇ あいつの言い方、むかつくんだよねぇ なんか私、馬鹿にしてる感じでぇー」

祖父「zzzzzz」薄ら笑い浮かべて寝てる ふり。

(3)「敵の指導者は悪魔のような人間だ」

ある女の子

「私だけじゃないんだよ。他にもたくさん、あいつの言い方で傷ついてるやついるの。あいつ、まじむかつく。周りの雰囲気悪くしてるのは、あいつのせい。」

祖父「zzzzzz」むすっとした表情だけど寝てる ふり。

(4)「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」

ある女の子

「だから、私のしてることは、正しいの。まわりが迷惑してるんだから、注意してあげてるの。いいことしてるでしょ^^」

祖父「zzzzzz」寝返りを打った。それでも寝てる ふり。

(5)「われわれも誤って犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる」

ある女の子

「私だって辛いんだよ。だけど、あいつのしてることは、悪。被害者がいるんだから。」

祖父「zzzzzz」本気で寝たか?

(6)「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」

ある女の子

「とにかく、あいつは、自分の言い方で、まわりがどれだけ傷ついてるかわかってない。」

祖父「zzzzzz」目をあけたまま、寝たふり。冷たい目。

(7)「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」

ある女の子

「これ以上被害者が増える前に、私が教えてあげたの。じっくりね・・」にやにや笑いながら言う。

祖父「zzzzzz」目をあけたまま、寝たふり。なんかごそごそしてる。

(8)「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」

ある女の子

「ねぇえ。みんなもさ、私のやってること正しいよねぇえ。そうでしょう?」

頷く者なんていない。ただ、反論する者もいないけど・・・

祖父「zzzzzz」

(9)「われわれの大義は神聖なものである」

ある女の子

「これでわかったでしょ。私は、いじめなんてやってないって。先生、わかった?」

祖父「zzzzzz」

(10)「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」

祖父が起きた。生徒全員を睨みつける。

誰も目を本気で合わせようとするものはいない。

そりゃそうだ。

だって、ある女の子が、祖父の後ろから、「生徒全員」に、「睨み」をきかせていたから。

ある女の子「・・・・・(わかってんだろな 黙ってろよな・・)」

ここまでわざわざプロセスを、会話に例えて書く必要はなかったんだけど、

私が、このアンヌ・モレリ『戦争プロパガンダ10の法則』の言葉を読み繋げていくと、こんな会話が浮かんできたんだよ。

そして、そこには、祖父が見えた。

この会話には、まだ続きがあるの。

ある女の子

「じゃ。先生。誰も「いじめ」だって思ってないんだし、私戻っていいよね?」

と言った途端、祖父の「グゥ」握りこぶしが、女の子を、再起不能にまでKOしていた。

おじいちゃんーー; それは、暴力教師のやることだって。と突っ込み入れたいとこなんだけど

それがね。ある女の子が居た時代は、戦時中の日本だったの。

「先生である祖父を馬鹿にするような態度」

「祖父が質問したことに対して答えを返さない生徒たち」

「背景にあるある女の子の支配」

戦時中では、教師を前にこういう態度をする生徒は、摂関されます。

つまり、体罰です。教育的指導という名のもとにね。

先生の言うことが、全て正しいという時代だったから。

そして、続き。

祖父

「今日から、いじめはやめなさい。わかったね?」

足元の気絶している女生徒を前に、平然と、冷たく、こう言う。

(俺が、ルールだ。俺が言うことを守れ。わかったな)と、生徒に、態度と言葉で、従わせる。

祖父は、教師ではありません。教師一家は、父方がそうだったけどね。

祖父は、教師ではありませんでしたが、多くの小作人(雇い人)を従わせる雇い主だったので、母から聞いた話では、かなり厳しく曲がったことが嫌いで、口答えする者には、口より先に手が出ていたような人だったそうなのです。

戦時中の男性、どんな人たちかは、母から聞いて知ってました。全ての人がとは言えないけど、男尊女卑の時代だったから、こんな感じかな。と、想像して書きました。

祖父は、このような性格だったので、目立ちました。

どんなに強い人でも、権力がある人でも、

戦争になれば、「非国民」というレッテルを貼られる可能性がある。

「いじめ」で言えば、「次のターゲット先」です。

あのまま、ある女の子を放置していたら、「いじめ」は、終わらない。

祖父は、ある女の子を黙らせ、力でねじ伏せた。

これで、「いじめ」が終わるか と言えば、終わらない。

どうしてかって?

ただ、首謀者が変わっただけ。支配者が、ある女の子から、祖父に移ったに過ぎない。

生徒全員、祖父から殴られるかもしれないという恐怖に屈した。

ただそれだけに過ぎない。

生徒たちを恐怖で屈した祖父は、その後、行動が目立ちすぎて、「憲兵」にあらぬ疑いをかけられ、拷問を受けました。

皮肉だよね。

「力は、力でねじ伏せることは出来るけど、人の「心」を動かすのは、力からじゃない 力で動かすことが出来るのは、人の恐怖だった」

「人の恐怖は、裏切りを生む」怖いから、誰も信じられない。

誰かにいつ陥れられるかもしれないという恐怖。

「いじめ」は、「戦争」と起こり方が似ていると思わない?

これを書いててね。こう思うの。

「いじめ」を解決できていないのに、「戦争」が起こらないようにしようなんて、奇麗事だなぁ。。って思うんだよ。

追記

「ゲームの底力」は、「戦争」を回避せず、方向を転換させる力がある。

「いじめ」を解決させることは出来ないけど、「いじめたい」という「欲望」を方向転換させる力を持ってるよ。

それが「ゲーム」に秘められた力。これだけは、信じてる。