気になったこと 赤ちゃんの泣き声に 「うるせぇ!だまらせろ!」という周りの大人 緊張状態が続くと危険
これは、母から聞いた戦争体験に基づく
戦時中、突然の空激、サイレンが鳴り、近所の人が皆、防空壕に隠れた
防空壕には、多くの人たちが、ぎゅうぎゅう詰め状態になった
声を殺して、これからどうなるのか?不安の中、
皆、じっと我慢し続け、砲撃が収まるのを、耐えてた
砲撃が収まるのは、一時のことだと思ってた
収まらない。何日たったか、どれだけの時間がたったのか、
外からの情報が得られない
誰かが、外に出て、外の様子を確かめるにも
本当に、空激が終わったのか?近くに、敵が上陸しているかもしれない。
怖くて、外に出れない
食料は尽きる。水もない。声も出せない。明かりも付けれない。
こんなとき、赤ちゃんが、泣きだした。
「だまらせろ!」と、民間人と共に、防空壕に隠れていた兵士が怒鳴った。
まわりの人たちも、赤ちゃんを泣かせる「親」が悪いみたいに、睨みつける。
その後どうなったか? 殺されました。赤ちゃんとお母さんは
前に書いたことがあると思います。この話は。
人はね。緊張状態になると、極度な「神経質」に陥ります。
「ちょっとした音」「ちょっとの揺れ」に、びく!となる。
「まわりは、こんなに耐えてるんだから、それに合わせなきゃいけない」
「我慢だ。いつかは、状況は良くなる。」
そう思っていたのが、日が経つに連れて
「いつまで、待たせるんだ・・・食料が来ない。水が来ない。いつまで、耐えればいいんだ・・・勘弁してくれ・・もう、無理だ」
平気なふりをして、少しでも、状況を乗り越えようと、明るく振舞う。
だけど、心は、すごく病み進んでいく。
サインは、もう出されています。
今日、報道で、被災地の方たちの中で、
「赤ちゃんの泣き声が、うるさい。といっている方も出ているようです」
との報告に、危機的状態であることは、明白
戦時中の様子を、例にあげましたが
極度の緊張状態 すし詰め状態の被災地 食料不足 水不足
そして、誰にも、「笑顔」がない状況が続くとね。
子供たちが、大人の様子に、不安を、ずっと感じ続ける。
報道では、こうも言っていた。
物資が届いて、子供に食べ物をあげたのだけど、一口も食べようとしないんです・・・食べさせようとしても、すぐ吐いてしまうんです。
と、泣きながら、お母さんが語っている様子が映されていました。
数人の子供たちしか映されていませんでしたが、
被災地の子供たちの間で、今、こんなことが起こっている。という報道がされていた。
病院に、子供の様子がおかしい。視てくれ。と、子供を連れてくるおやこ連れが多くなったと
診察中の様子が、映されて、
問診中に、もどしそうになる子供の様子が、映されていた。
風邪でも、インフルエンザでもない。これは、ストレスからきている。と、先生が言われていた。
これは、かなり深刻な状況です。
この状況が、長く続けば、大変なことになると。
報道は、そこで終わりました。
戦時中の例をあげましたが、
極度の緊張状態は、被災地だけではない。
今、このネット時代の中、ネットの中を錯綜する「コメント」の中にも、うかがい知れる。
みんな、極度の緊張状態にある。
あのね。我慢には、限界があります。
緊張・緊張・緊張 さらに、 我慢・我慢・我慢
が、何日も続くと、
「いつか、慣れる。これぐらい、みんな耐えているんだから、私だって耐えてみせる。みんな、我慢してるんだから」
って、言い聞かせていたらね
壊れちゃうんだよ。
壊れるとね。
少しのことも、許せなくなる。
「その赤ん坊、泣かせるな!黙らせろ!」と言った兵士
赤ん坊が、殺されるのを、ただ、傍観したまわりの人たち
これを、今語ったのは、極度の緊張状態が続くと、
人は、人でなくなる。
普段、冷静な人でも、長時間、緊張状態にされされると、
不安から、「決して、そんなことをするような人じゃない」ようなことが、出来てしまう・・・
最初は、言葉の暴力
最後は、本当の暴力
「頑張っている人に、頑張ってください。我慢してください。」と言うのも、最初だけだよ。
現在の状況が続けば、一言も口にしてはいけない言葉になります。
「がんばってください。」と言えば、
「頑張ってるよ!頑張ってるんだよ!だけど、どこまで、頑張れっていうんだ!」
「我慢してください。」と言えば、
「我慢してるよ。おまえらも、我慢してるのかよ?どれだけ、我慢してると思ってるんだ。何度も何度も・・・」
そうなるよ。
それが、子供の泣き声に、敏感に反応し始めたら、危険なんだよ。