この選択が正しいのか 正しくないのか 踏み切る時
今回のトラブルは、直接、オリデー先生には、関係はない。
払えば済むことだから。
だけど、今後、こちらの病院と「お付き合い」出来るかどうか?を考える。
現ケアマネと話した。
「病院を変えましょう」と、言われた。
意外だった。
正直なところを、初めて打ち明ける。
「私も、正直いうと、変えたい」
電話での話だったので、一時の感情で、お互いそう思っているだけ。
そして、おととい彼女が、自宅に訪れる。
再度確認。「病院を変えよう」か?どうか?
私は、病院を変える決断をした。その気持ちを、彼女に伝えた。
現ケアマネは、「じゃあ、病院あたってみますね。」と。
こうして、母を受け入れてくれる病院探しが始まった。
この町の病院は、大きなところは、ほとんど「入院」してきたので、「顔見知り」ではあった。
その中から選んだのは、やっぱり、元々3年間お世話になってきた元のかかりつけ医、つっちー先生をだった。
ただ、今回は、問題はある。母の病状は、以前の病名と、今の体調病歴から判断すると、「癌の再発」が優先されると思うから。
以前なら、「脳疾患」が優先された。
この点は、問題になるだろうな。
来月、つっちー先生と内科の先生を混ぜて、現ケアマネ・私・母・地域連携室長・現訪問看護責任者とで、話し合いになる。
どちらが、主治医となるか?と、母の経過状態を視るための道筋をどう取るか?の話し合い。
押さえておかなければいけない点
現在、エンシュアリキッドを利用させてもらっているけど、ラコールへの変更。
現在、2ヶ月置きに取り替えるペグ使用だけど、半年置きに取り替えるペグに変更。(ペグとは、胃ろうのための 母のおなかに穴を開けたところに付けたボタン式の穴止めのこと。)
あとは、なし。3年間お世話になってきたので、事務側とも、顔見知り。
薬局側とも、細かい点まで話し合えるので、問題は別段なし。
ただ、7ヶ月前の状態と、7ヵ月後の状態は、大きく違う。
100%期待は出来ない。それが、人だから。
入院費がどれぐらいかかって、どんな交渉が出来るかまでは、お互い、相手を知り尽くしている仲なので、・・・怖いもんだ。
事務長さんとは、最初の頃、論戦になった。
病院というところは、値切ることは、出来ない。けど、値切り交渉は出来る。
たとえば、病衣を借りるか借りないか?だったり、食事を抜いてもらう。だったり、TVを利用しないだったり、オムツを持ち込みか、病院のものを利用するか?だったり、ってところで。
あともう一つ。部屋代だ。これは、交渉できる。
大抵の「大部屋」と言われている病室は、「4人部屋」「4人合い部屋」に限って、有料と無料とがある。
これは、事務長に直接聞けばわかる。呼び出せばいいだけ。
高額な医療費が掛かる場合は、市役所に行って、国民健康保険課で「高額療養費免除申請」をすればいい。
結構知られていないみたいなので、説明するけど、
国民健康保険に加入してる人、皆、「高額療養費免除申請」をすれば、入院時、「医療費3割」で計算された「医療費」を無視して、
「高額療養費免除申請」で決められた「額」までしか、医療費を払う必要がなくなる。
たとえば、一ヶ月65万円の入院費部屋代消耗品費抜きで掛かったとして、「高額療養費免除申請」していれば、「上限額で、46500円」のみ払えばいいというしくみ。母の場合は、上限額15000円。3割負担の人は、上限額が下がっていく。3ヶ月入院後、26500円まで払えばよいことになる。
このしくみと、母の「障害者医療免除申請」を使っていたので、大学病院の入院費は、「無料」だった。
医療費も、無料。部屋代も、無料。まったく掛かりませんってことです。
私が交渉するのは、部屋代と、食費の「医療区分」の部分。そして、オムツ。
病院内の食事は、「医療適用」と「医療適用外」がある。
栄養士との交渉になるけど、「医療適用」されている食事かどうか?必ず確かめる。
これをしておくのとしておかないと、違う。
医療適用だと、食費、無料となる。
医療適用外だと、食費は、居宅療養費減額申請適用額が、指定される。
母の場合は、一日3食で、一食当たり100円 一日の食費300円となる。
けど、医療適用だと、食費は、無料。まったく掛からない。
ここまでは、家族がしっかりしてないと、入院費を、無料に収めることなんて出来ない。
まあ・・・事務側からしてみれば、「やっかいなやつが、また帰ってきた」というところだろうな。私の存在はw
口うるさいからw
あとは、内科医だな・・・こいでちゃん先生だと、きついーー;
以前、母の胃ろう付け替え手術をお任せしたことがあるのだけれど、胃カメラを扱うのが、母が始めてと言っていた。
ものすごく緊張していて・・・大丈夫かな?という不安にかられた。
とても、細かいことに気がつき、神経質で、良い先生だと思うのだけど、慎重すぎて、石橋の上を100万回叩いても、「不安です」と言いそうな先生。
どうして、患者家族の私が、「先生、落ち着いてください」と言わなければいけないーー#
いい先生なのだけど、肝が据わってない。
つい嫌味を言いたくなって、陰で、母に、「小さい男やねぇ 一々、こまったらしい。胃ろうの手術で、びくついてんじゃねぇよ。だねぇ。おかあさん」と話していたら、こいでー先生に聞こえたらしく、私を、睨み付け、去っていった。
つっちー先生は、フォロー。
「あーいう先生でもね。いなきゃいけないんだよ。あーいう先生も大事なんだよ」と。
まあ、確かに、あれぐらい慎重なほうが、いいっちゃいいんだろうな。
オリデー先生は・・・・、いい先生だった。今でも、そう思ってる。
だけど、オリデーは、私が嫌い。コミュニケーションの取れない先生。
原因は、あるっちゃある。
医療方針に逆らったからだろうな。
母が服用している「薬」には、一つだけ、気をつけないといけない薬があった。
プレゾニドロンという薬。先生によって、方針は違うけど、この薬は、扱い方を間違えてはいけない薬。
量をという意味。
副作用としては、服用し続ければ、カルシウム不足を起こす。体が持っている免疫力を落としていく。ので、骨がもろくなり、風邪をひきやすくなる。
じょじょに減らしていく必要がある薬だ。
オリデー先生は、この薬の服用を、強く注意していた。
月ごとないし、週ごとに、病院で検査をする必要があると。
私は、これを断った。以前かかっていた病院での医療方針を強く望んだから。
あまり、通院出来ないということ。前の病院でのやり方は、インターネットを利用した診療だった。
いあ、前ではないか。今でも、その病院なのだし。
現在も、インターネット診療してる。遠方の病院なので、ネットを使って、母の状況を知るためのデータ(母の体を撮影した写真を病院にネットで送る)を やまぐち先生に送ってる。
市役所の人が以前、自宅に、介護認定に来られたとき、「進んでますねぇ!」と驚かれていた。
そんなに珍しい診療方法なんだろうか?
このインターネット診療を、オリデー先生は、嫌った。
「そんなのは、患者にとってよくない」と。それは、正しい。わかってるよ。先生。
だけど、わかってても、色々考えたあげく、この診療方法に決めたんだよね。
先生は、悪くない。でも、応じれない。ごめん。
病院によって、医療方針は、違う。病院が変われば、その病院ごとに従うのが、正しいというのが、正解かもしれない。
でも、私は、反抗した。応じれないと。この選択が正しいかどうか?
現ケアマネは、ここまで知ってはいないけど、現病院を変えることを提案してくれた。
医療に関わる方全て、真剣に医療に取り組まれているかどうかまでは、わからないけど(違うな。わかっているけど、あえて言う必要がないと思ってる)
私が出会ってきた先生方には、感謝してる。
オリデー先生とは、「薬の乱用」という点と「薬の服用の危険」という点について、診療方針にケチを付けてきた私のほうに、安易な思い込みがあったことは、認めてる。
でも、病院も、先生も、一つ変われば、全て変わる。
考え方も、信念もね。振り回されないようにしないと、家族も、大変だ。
決して、間違ったことを言ってはいない。
けれど、応じられることと応じられないことがある。
出来ることと出来ないことがある。
出来るように努力するのが、家族の責任というなら、私は、猛反対するんだ。
出来るためには、応じられるように努力するためには、金がいるとね。
病気は、四の五の言わず、「お金のかかるものです」と言ってくる。
それが、病気だから。