バノン氏「中国の拡張、日米で歯止め」 自民部会で講演 政治 中国・台湾 北米 2019/3/8 17:30

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萩原 高行  1時間 
日経電子版
安倍晋三首相に関しては「偉大な英雄として位置付けられている。トランプ氏らより前に、先進民主主義国で初めてナショナリストが主導する政権に変えた」と持ち上げた』という記述に戦慄した。「持ち上げる」人を自民は部会に呼び喜んでいる。もはや狂気と言える。日経があっさりそういう記事を肯定的に出す事にも驚愕した。

河井克行自民党総裁外交特別補佐は『日本を、建て直す。河井克行は、「強い日本」を実現します!』とAmebaのプロファイルに書いている。強さをゴールにしてはいけない。勝ち切ってはいけない。さらに踏み込めば戦ってはいけない。歴史を見れば英雄など幻想に過ぎない事は明々白々である。
主権者は強さと安心とは似て非なるもの、全く異なるものであることを自覚する必要があると思う。一定の強さはあった方が良いという考えは当然だが、強さを目指すと結果的に扇動者に毟られて血を流す事になる。
日本は先進民主主義国で初めてナショナリストが主導する政権を最初はあまり意識せずに選んでしまったのだと思う。中国や北朝鮮より安倍政権、自民党を歯止めする方が大事に見える。暴走を許しているのは主権者で、ほんのちょっと距離を置いてみれば、ナショナリズムが平和を導かない事は明らかなのに、自分たちは正しいと扇動者に思い込まされてしまうのだ。
危機的な状況である。ナショナリズムを越えなければ再び大変なダメージを受ける事になる。そこに留まれば、最終的な勝者など存在しない。全ての人が負けるのだ。

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バノン氏「中国の拡張、日米で歯止め」 自民部会で講演

政治
中国・台湾
北米
2019/3/8 17:30

トランプ米大統領の元首席戦略官・上級顧問スティーブン・バノン氏が8日、自民党外交部会などの合同会議で講演した。中国が拡張主義に走り、情報戦争や経済戦争を仕掛けていると批判。「ここで歯止めをかけなければいけない。日米が連携することで明るい未来を築ける」と述べた。

 自民党本部で講演するスティーブン・バノン氏(8日午前、東京・永田町)=共同

バノン氏は外国企業が事業展開する際に技術移転を迫られる「強制技術移転」を問題視した。「中国の技術は日米欧からの強制技術移転やサイバー犯罪によって100%成り立っている」と非難し、米中交渉の主要な論点になっていると話した。

中国の広域経済圏構想「一帯一路」については「かつて英国の東インド会社がしていた略奪的な商売方法だ。相手を借金漬けにして返済できなくさせ、資産を押収する」と指摘した。

安倍晋三首相に関しては「偉大な英雄として位置付けられている。トランプ氏らより前に、先進民主主義国で初めてナショナリストが主導する政権に変えた」と持ち上げた。

2月末のベトナムでの米朝首脳会談は「慌てるより正しい行動を選択した」と評価。「北朝鮮は非核化すると思うか」との問いには「選択の余地はない」と答えた。