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いままでに調べてわかったこと。呪われた一族

始まりは、私が2歳のころだと思う。

記憶では、4歳だったと思うんだが、家族と引っ越す前にいた家での記憶なので、2歳であったことは間違いない。

私は、幼い時から、目の前に流れる風景が、セピア色だった。

カラーじゃないのだ。

印象に残る風景を思い出そうとすると、コマ送りのように記憶が額のあたりから流れ始める。

母が言っていた。私の片足には、白蛇が今も巻き付いていると。

その記憶を探ろうと、ずっと試してきた。幼い頃から、ずっとだ。

たどり着けない。

私が知る最初の記憶は、空間を割って、昔住んでいた家の 台所と居間の間に、現れた記憶だ。

目の前にいる女性と ばったり出会い、なぜか?その女性は、驚きもせず、私を迎え入れた記憶だ。

それが、死んだ母だ。

母は、倒れる前、いや幼い頃から、私にしきりにこう言っていた。

「勝手口から、あいつが、あいつが、私を迎えに来る。」

勝手口とは、今現在住んでいる家の 丑寅の方角にある扉のことだ。

家は、かなり奇妙な造りをしている。

玄関は、「真北」 勝手口は、「丑寅

気味の悪い家だと思うよ。今、住んでいるけどね。

母は、幼少の頃、裕福な家庭に生まれ、お嬢様生活してきたそうだ。

嘘だろ?と、高を括っていたのだが、

近所の、むかーしからこの土地に住んでいる老人たちが、言うんだ。

「ああ。○○家のお嬢さん。死んじゃったのかい?かわいそうにね。あんなに立派な家のお嬢さんがね。」

へぇ・・、母が言っていたことは、本当だったのか。

母から聞かされた話を思い出す。

彼女は、幼い頃から、蛇に縁がある女性だったそうだ。

そして、海の魔物に魅せられたと言っていた。

母の家に、修行者が訪れたことがあった。

修行者は、どうも、真言宗あたりの坊さんらしく、母の家の前で、なにやら 卍を切っていたらしい。

そこへ、母が不思議そうに見て居たものだから、

お布施をせがまれたそうだ。

母は、家の者を呼んで、その坊さんを家に招きいれたそうだ。

坊さんは、ふかぶかと挨拶をし、家から米をもらった。

そのあとで、母を含め、母の兄弟たちの 「相」?を視てやるといわれたそうだ。

兄弟たちが、先に見てもらい、母の番がきた。

母の手を取った坊さんは、突然、叫び声をあげたんだって。。。

「ぎゃああ・・こ・これは、これは、あなたは、あなたは・・」

と、かなりうろたえていたと、母は幼いながらも鮮明に覚えていた、その時の出来事を語ってくれた。

母は、坊さんから、この場から離れるように言われたそうだ。

そして、坊さんは、父母を呼び出し、深刻そうに語ったそうだ。

母が、「どうしたの?」と、父母に聞くが、教えてくれない。

ただ、父母は、坊さんから聞かされたとたん、坊さんを追い出したそうだ。

母は、この坊さんのことを一生忘れなかった。

母に、何か視得たのだろうな。私には、なんとなく解る。

母は、幼い頃から、蛇に縁がある。母の母 祖母も同じだった。

蛇と海に 二人は必ず関与する。

蛇とはいっても、母が遭遇するのは、蛇の巣ばかりだったそうだけどね。

蛇の巣とは、蛇の子供たちがうごめく巣のことです。

祖母は、海の洞穴に関係する出来事がからむ。

母も関与する。

この地域には、昔から、海坊主の伝説があった。

海から、魔物がやってくるという伝説だ。

おそらく、「津波」のことだと思う。それが、「魔物」に変えられただけに過ぎない。

しかし、祖母と母は、本当に 海からやってくる魔物を信じていた。

祖母が 夜暗くなっても帰ってこない事件があった。

地域から、海坊主の巣穴と伝説が残る 洞穴の中で、母が発見し、事泣き終えた。

発見された時の 祖母の姿は、「抜け殻」のように、無反応だったそうだ。ただ、ぶつぶつ ぶつぶつ 何かをしゃべっていて、母が声をかけても反応が返って来ない状態だったそうだ。

母は、祖母の意識を こちらに戻そうと必死で呼びかけたそうだ。

母には、祖母が 真っ黒く視得たそうだ。黒い塊のように・・

母は、母の家系は、何かある。いまだ、調査するが、わかっているのは、そんな荒唐無稽なことだけだ。

そして、もう一つの一族。

父の家系は、もっと深い。。 つづく