源氏物語は、アダルト文学?それとも、ロマンス文学?
日本で、一番、受けた物語を考えた。
1000年経っても、語り継がれる源氏物語は、「受けた」と言えるんじゃないだろうか?
巳影は、ちょこっとしか、源氏物語を読んでいない。
17歳の光源氏の君が、お父さんのお妃と深い関係になり、生まれた子供が、お父さんの子供じゃなく、光源氏の君の子供だった。その子供が、次の帝になった。
という・・・内容ぐらいしか覚えてない。
あとは、源氏の君が、人妻を襲うや、少女を襲うや、なんか、やたら女を狩る男という印象が残ってる。
そうそう。この物語には、「濡場シーン」があることはあるのだが、短い。
「ああ。光るの君。。。」と言って、そのまま押し倒されて、朝を迎える。
そういうシーンばっかりだった記憶がある。
巳影と同じ、中庸な作品?のように感じる。
いや・・・巳影は、アダルトシーンは、しっかり描く。ただ、男を興奮させることが目的で描かない。
巳影が描きたい濡場シーンは、女性が、「私も、あんな風に抱かれてみたい!」といいたくなるようなシーンだ。
まだ、描けない。。
源氏物語を改めて調べて思う。
なぜ?この小説は、残ったのか?1000年経っても、支持されたのか?
この作品の多くのファン層は、女性ファンが大半だが、女性だけでは、この文学が世に残されることはない。
当時から、絶対権力を持つ男性にも支持された作品だからこそ、世に残されたのだと思える。
だとしたら、この男性に支持されたであろう作品に、
男性が最も好きな「濡場シーン」が、短く終わらせられている。のは、なぜだろう?
巳影には、もともと、「濡場シーンは、きっちり、描かれていた」と思える。
1000年もの長い時を経て、「当時描かれていた濡場シーンが、その時の世情・風習に合わせて、削除ないし改変されていった」と見ている。
だから、今視る源氏物語は、ロマンス文学かもしれないが
当時は、男性にもっとも支持されたアダルト文学であったのかもしれない。と思えてならない。