悪くどい日本人の大人シリーズ で、書くことにする。

語弊は悪いが、「日本人の良さ」ばかり紹介されて、「日本人の悪くどさ」を紹介する記事が、見当たらないのは、フェアではない。

こういう大人たちの「悪くどい知恵」が、子供たちの正しい選択を誤らせていった。

それが、伝えたいこと。

たとえば、原発もそう。

今、福島の人たちは、苦しんでる。TVでは、あまり報道されないので、私も知らなかった。

私が、原発のことを調べ始めたのは、東日本大震災が起こって、しばらく経った頃。

TVで、「もうすでに!メルトダウンしている!」と、うっかり発言する報道がされたことがあった。

その報道のあと、ネットでは、「めったなことを公言するな!」と激怒するユーザーの書き込みが多発した。

発言した人、たしか、降ろされたんだっけ?うろ覚えだけど・・・

私は、あの発言に対して、怒ってた。めったことを言うな!ってね。

まったく、知識もなにもないくせに、原発の恐ろしさを知りもしないくせにね。

気になったんだ。本当に、知らないでいいんだろうか?って

私は、調べた。調べまくった。放射能というものがどんな恐ろしいものなのか?

以前、チェルノブイリ事故をNHKスペシャルでやってたので、それを思い出して、再放送をみて・・・

これから、何が起ころうとしてるのか、じわじわ頭に知識として入ってきて・・背筋が凍ったよ。

あれほどこう言ってた自分を恥じた。

「常に、最悪の事態を想定し、それを回避する自分を想像しなさい。」

最悪の事態を想定する。つまり、メルトダウンが起こっていてもおかしくない。それを想像すること。

まず、否定する前に、「その可能性がある」と、肯定し想像すること。

それを怠ったことを、恥じたんだよ。

これが、「悪くどい日本人の大人」の考え方の一端でもある。

「最悪の事態を想定する前に、そんな噂が広がったら、みんなパニックに陥る。誰も口にするんじゃない。メルトダウンだなんて。」

おそらく、今の状況を維持するのが重要と「場の空気」ばかり読む日本人は、こういう判断を下しやすい。

これが、遅れを生む。助けることが出来たはずの人たちを、見放す原因となる考え方。

ちょっと、疲れたので、またあとで書きます。