チャイナドリーム と 保守的なこの国

いま、NHKスペシャル「中国人のボスがきた」ってやつ視てる。

どっちかっていうと、日本企業は、「じっくりリサーチして、念には念を入れて、のっそり、動くイメージある」けど

中国側は、「スピード」と「賭け」が入り混じってる。

確実な品を送り出すって意識から言ったら、どちらが、最終的には、「勝つ」だろう?

わからない。

よりよい品を、急速に、大量に出せていければ、そりゃいいしね。

ただ、「よりより品」ってやつを、常に、維持し続けるのに、「時間を短縮させる」ことに、躍起になっていけば、どうなるだろう?

「無駄をなくす、徹底的に合理化することは、短縮に繋がる」それは、たしかに利点とも取れるけど・・・

私は、こうした強引に近い「急速に推し進める傾向」は、好きじゃないな。

今のこの時代は、使い捨ての時代は、終わったから。そう思うからだよ。

利益だけを追求していけば、「金を産むために、時間を短縮し、徹底的に合理化することは、利に適ってる」ように視得るけど・・・

びえいは、物づくりをかじった者として、言わせてもらえば

「質の劣化の始まり」に繋がる意識だと思う。

たしかに、筆頭株主の意見は、絶対かもしれない。

でも、日本企業を買ったのは、「どこを?どんな良さを買ったのか?」じゃないのか?

「名前か?」それとも、「技術力か?」

それを、今まで維持してきたのは、どんな意識からだったか?

それを、知ってるのか?

日本企業の保守的な考え方は、私は、好きじゃないけど

職人の国として、職人の絶対的「お客さんへの心遣い」ってやつは、どこの国も真似の出来ない意識なんだよね。この国が持ってる唯一の心構えだ。

その意識を、変えてしまうのは、私は、むかつく。

非常にむかつく。

利に適ってない行為としか映らない。