一番怖いのは、信用を失うことだけではなく、「懐を刺される」ことだよ

あいまいな数値ばかり言ってたら

確かに、私が言ってることは、後ろ向きに聞こえるかもしれないけど、

4年後に、「海外の子供たち」の間で、もしも?発病者が出たら

国家への賠償だけで、済むかな?

責められるのは、4年後の政府だけだろうか?

自ら調べた「数値」であっても、「安全基準」は、自信を持って「安全だ」と言える?

自分を騙し騙し、「大丈夫だ。大丈夫。この数値なら、大丈夫」と、言い聞かせてる。

「うちのは、大丈夫です。安心して食べてください。」と言いながら

ぜんぜん、生産者の顔に、安心感が視えない。

職人さんって、こだわりがあるから。

ただ金儲けだけで、生産されていません。

確かなものを、生産し、提供してきたというプライドがある。

それが

打ち砕かれるかもしれない。怖いのは、自信を持って提供した物を食べた消費者から、責められることだよ。

「あんたを、信じたのに!」ってね。

いくら、政府が定めた基準内だったからと言っても、うちは世界基準を採用しているからと言っても、

結果(4年後だとして)が出た時、何も起こらなければいいけど、起こってしまったとき

一番先に責められるのは、政府じゃないよ。末端の「生産者」「現場」が、責められるんです。

不本意だったとしても、生産者の方に責任はないとわかってても、

提供したのは、生産者、現場だから。

消費者は、一番に、政府を責めない。生産者を責めるよ。

「どうして、もっと慎重にしてくれなかったんだ。」ってね。

国内消費者、海外消費者 と 生産者 の絆を絶つ要因になってほしくない。

もっと、慎重にあってほしい。

風評被害に負けるな。という国内をあげての支援の動きは、素晴らしいと思うけど、

私は、この国内の雰囲気に、危うさを感じてる。

そして、「懐を刺される」って意味なんだけど

車で、「あたり屋」って聞いたことないかな?

「わざと、止まって当てさせて、慰謝料請求してくるたちの悪い人のこと」

「日本が、安全だって提供したやつ食べて、うちの国では、発病者が出てきた」

「日本人は、嘘つきだ。安全安全といって、信用して食べたら、病気になった」

と声があがってきたら?

「4年前だから、証拠はあるの?」と、こちらが、言ったとして、通じる思う?

私が、風評被害が続くのを、一番長く想定して「60年」って書いたのは、

「人が、忘れる頃」が、だいたい「60年」だと思うから。

メルトダウンが起こっていたことを、報道で聞いたとき、

正直、興味がなかった私は、「目が覚めた」よ。

全基停止は、何が何でもしないと、

観光立国どころか、国を捨て、「難民として生きる」道を選ぶことになると思った。