この国の「技術」 火山・地震・台風・竜巻・津波 に対抗する技術ではなかった

本題に入る前に、補足

堅牢な技術とは、「自然」に打ち勝とうと、自然を知り、自然の力を受け止め、撥ね返す(エネルギーを閉じ込めいただく)、自然に勝とうとする技術。

柔軟な技術とは、「自然」と共に生きるために、自然を知り、自然の力を受け入れ、受け流す(エネルギーを永続的にいただく)、自然を愛する技術。

これが、私の中のイメージだよ。

今日、書く気になったのは、それ。

「昔から残ってる建造物」によく見られるのは、なんだろう?って考えてた。

ガチガチに「堅牢」に建てられた建物よりも、「柔軟」に建てられた建物のほうが、多い。

地震に対しては!だけど。「地震の力を「受け流す」構造」だから。

なら、これから先は、それを超える災害に対しては、「より柔軟」な建物を考えるべきか?

それとも、「より堅牢」な建物を考えるべきか?と考える。

一時的な、突発的な、力に対しては、「より堅牢」な建物が必要か?

それとも、衝撃を受けるけど、それを除々に和らげる「より柔軟」な建物が必要か?

これを考えていて、思ったのが、

「災害」に対して、もっとも強い「国」が目指す「方向」は、「堅牢さ」か?「柔軟さ」か?だった。

たとえば、私は、「柔軟さ」を選んで考えた。

あらゆるものに、「柔軟な」をつけて考える。

たとえば、「柔軟な農法」とは? 

災害時、農地を移動できる「柔軟で場所を選ばない農法」

たとえば、「柔軟な漁法」とは?

地形を利用した「波」の影響を軽減できる入り江の作り方をした「漁場」

緊急時、高台に移動できる「養殖いかだ」

緊急時、空に吊り下げられる「船」とか。夢みたいな想像だけど。

たとえば、「柔軟な観光アピール」とは?

災害時、避難所となっている「旅館」に、「他国」「他県」から観光に訪れる「お客さん」へのアピールを、こう考える。

ボランティア観光というやり方を、もっと「柔軟に」考えてみる。

「街の復興の拠点を作る」そのお手伝いを、「避難者」と「旅館」と「他国」「他県」からのボランティア観光で訪れて下さったお客さんといっしょに「手がける」。「お客さん」が、「達成感」と「復興への希望」を土産に、お帰りになって、口コミで宣伝していただくことを約束して。この流れがほしい。

たとえば、「柔軟な製造工程」とは?

「製造ノウハウ」「技法」は、「その会社の宝・命」だけど、

物流は、必ず、繋がってる。一社だけで、一つの流れは生み出せない。

「この国の技術」の流出を防ぐには、どんな「柔軟な対応」と「柔軟な配慮」が必要だろう?

たとえば、「柔軟な報道」とは?

「国」が、この国のトップセールス役という考えには、少し、私はおかしいと思ってる。

「この国」の良さ、「正確な情報」を「国」を超えて、伝えられるのは、

「この国の報道」だと思うから。

「堅牢な報道」に視えるのは、どうしてだろう?

総じて、「この国の総合力」は、「その柔軟さ」だ。と、「他国」に伝えられたら、「堂々」とね。

「風評」よりも、「柔軟な技術力」に、注目が集められたら、いいと思うんだけどな。