おじいちゃんの「ニッケ貝」

なんでも、くれた おじいちゃんがいた。

今では、珍しくなった「ニッケ貝」

ニッキのことだよ。昔は、自宅にあるニッキの木から抽出した「ニッキ」を、貝殻に入れて、のりでくっつけて、子供におやつがわりにあげてたから。

おじいちゃんの家にしかない「ニッキの木」だったから、おじいちゃんしか作れず、これを楽しみにして、遊びにいってた。

田舎では、いいこともあったよ^^

物々交換がほとんどだから

不法侵入とか言うかもしれないけど

畑に入って、

「おばあちゃーーーん!この大根ちょうだーーーい!」

「おっさあああん!このきゅうりくれええ」

とか、まわりに左右されない大人の家までいって

おすそ分けしてもらってたっけ。

めだかもいた。どじょうもいた。

そして、「蛍が舞う夜」

人間の中身はともかく、この自然を「大切にしようとした心」は、認める。

この国で、もっとも守りたいもの

この国そのものだ。