物質的に消せる「もの」とそうでない「もの」

不思議に思うことがある

人が拒否るとき

人生の中から 日常から 心の中から 消そうとする行為の限界について

口に出して 「もう目にも入れたくない」「消えて」と言うとき

たいてい、消し忘れがある

あちこちに「消し忘れ」が生じる 気になるから はじっこで

あれ まだこんなとこに消し忘れあった なんで消してなかったんだろ・・

うんで、何年後かに、ホコリの中から、出てくる

消したはずの「過去」

これは、物質としての消去だけではない

「記憶」というイメージの消去

たいていね。私の経験だけど

「消したいんだ。消えろ。消えろって。消えろよ」って叫んでるんだよ。

自分に向かって、叫んでる

だから、目に付くとこに置かないようにしてる。

なのにね。

目に付くとこに置いてるやつが、たまにいる。

変な「勝利宣言」 俺は、私は、勝ったんだ。こいつという存在に

勝利の証として、残す。それが、置いている理由

だけど、気付きたくない感情を隠すために、そう言ってるんだよ。

消せない。って理由にたどり着きたくないからだよ。

そしたら、負けを認めることになるから。そういうことだよ。