守る(=責任)という意味 私が感じた不安 これが、きっかけです
「このことは、あいつにだけは、言わないでくれ」
この言葉が、私には虚しく響いています。
私は、あなたとの約束を守りました。
内容について、ここで書く気はありません。それこそ暴露に他ならない。晒すことが目的ではないから。
これから話すことは、あの時感じた虚しさです。
私は、年代を指定して書きますが、これは、私が感じ、危機を抱いた思いです。
非難承知で書きます。
私が出会ってきた30代から40代の大人と名乗る方々に、危機感を抱いています。
きっかけになったのは、これです。
「子供のやることなんだから、大目にみてあげなさい」
私には、この言葉に、優しさを感じません。
なんとか、今の自分の立場を維持したい。いい大人に見られたい。嫌われたくない。
その心が見えたからです。
おまえの目が濁っているんだろう。素直な目で観てないだけだ。と、言われるかもしれません。
けどね。これが、私には、見えちゃうんですよ。どうしてもね。それを正直に書くだけです。
そう感じたのはね。
あなたが言わないでくれ。と言った相手。あいつは、すでに、知っていたのですよ。何もかもね。
そして、これは私の想像だけど、きっと、あなたを気遣い、まわりを気遣い、知らない素振りをしていたのだと思いますよ。
あいつは、とても優しい子です。
私が、あなたに気づいてほしいことは、ちゃんと、あいつを見てあげているんですか?
あいつは、あなたが思っている以上に、強いんですよ。
私は、あなたとの会話で、あいつを子供だからと言うだけの理由で、傷つけたくないから言いたくない。という、「恐れ」を感じました。
あいつとは、私以上に付き合いの長いあなたです。なのに、私には、見えた。
あなたの恐れがね。
あいつは、常に甘えている子ではありません。あなたとの関係を大事にしたいから、「いつまでも甘えている子供」のふりをしてあげているんです。それが、あいつの優しさなんです。
あなただけではありませんでした。
私が危機感を感じたのは、私が出会った大人と名乗る方々に、共通していたことです。
失礼ですが、「モンスターペアレント」だと思っています。みなさんを・・・
強い「母性的」愛情のかけ方。こんな方たちが結婚されたら、子供の世話をよくみてくれるんだろうなぁ・・と思えるほどの印象を受けました。
必要以上の世話のかけ方。どこかの旅館の女将でも、かなわないほどの世話焼きさんもいました。
まわりからの印象も、「面倒見のよいおじさん」という印象で映っています。
なのにね。世話をかけているあなた方にとって、「子供」として映っている彼らは、あなた方に気遣っているんです。
いつもね。
あなた方の前では、「子供」でいよう。「甘えさせてくれる」人だから、「子供」でいよう。としている。
私には、いつも無理をしているように見える。
これは、どちらがというわけではない。
甘えさせてくれる存在というのは、とても、心地のいい存在です。
何かあれば、頼れて、助けを求められて、何かあっても、「この人がいればなんとかなる」。
本来ね。彼らは、あなた方大人よりも、しっかりしているのだと思います。
ただ、一度でも、何度でも、甘えさせてくれる場所、存在に出会ってしまったら、それに溺れてしまうんですよ。
どんなにしっかりしていても、すぐ傍に、逃げられる場所と隠れる存在がある。その安心。
それが、どんな結果を招いているか?わかりませんか?
気がついている方がいませんでした。一人としてね。これに、危機感を感じました。
わが子を守るために、あらゆる手を尽くして、相手の口を封じる。
モンスターペアレントは、こんな大人たちだと思います。この姿が、子供たちに誇れる大人なんでしょうか?
おまえさえ、黙っていれば、全ては、何事もなく済む
見て見ぬふりをしていればいいんだよ
これが、私を含めた大人がしてきた「悪い風潮」であり、これが、10年経った今も「悪い風潮は受け継がれている」ということです。
もう、いまさら何を言うんだ?と思われるかもしれませんが、私は、「時を待つ」ために、あえて書かなかった。
いまが、その「時」か?わかりませんが、私がこれからも、書き続けるために、「ボール」の中身をあかします。