君に出会えたことを、感謝しています。
最初に、これだけは伝えておきます。
昨日、君に「生きて」と言ったのは、君には、「感じる」力があると、特別な存在だと感じているからです。
君は、すごい人だと思っています。
現在、デザイナーさんやってると知って、やっぱり世の中が、君をほっとくはずないよなぁ・・って思いました。
私が、君に出会い5年経ちましたが、君のことを忘れたことはありませんでした。
君は、初めて私の作品をみて、私を認めてくれた人なんです。
辛口で、感じたままをぶつけてくれました。
私は、もう筆を折っていたので、そのあなたの言葉を真剣に受け取りませんでした。
久しぶりに、声をかけました。
私のことなんて、忘れていると思ってた。酷いこと言ったのにね。
あっけらかんとした態度でしたね。
君は、いまだ理解を超えた存在です。
ごめんね。酷いこと言うと思う。
私の知ってる君が、何か失くしていた。
君に再会して、最初に感じたのは、それ。
なんだろう?何か違う。変わった。すごく話しやすくなった。とっつきにくいところは、相変わらずだけど、人間らしい言語で会話ができる存在になっていた。
親しみやすい。だけど、「ガン!!」と、頭を殴られるような話し方だった君が、大人になっていた。
ちょっと、不安が走った。
でも、会話が進むにつれて、「ヒント」をくれるんです。
それで、君は、健在だ。と、安心してました。君の作品をみるまでは・・・
5年前、君の作品を見せられました。「これぐらいの作品作ってみろ」って、君は、私に言って、見せてくれました。
君の作品は、「時」と「経過」を感じさせてくれます。
「ゆったりした空間」「陽だまり」「風がみえるよう」
そんな自然の流れが、ゆったりと、見る者を撫でるように「光」の中の影の移ろいが、見えた。
正直、私の好みではなかった。
私の好きな風景は、笑顔だから。
だけど、すごいって感じた。「感じる」から。君の作品からね。だから、すごいんだって思ったの。
君は、「自分の作品を認めろ」という主張を感じさせる作品は、作らなかった。
この前の作品をみて、感じたこと。
「主張」だった。君の中の「主張」が見えた。
そして、怖さがみえた。怖かった。
もしも、私が、あなたの作品を通して、訪れようとしたとして、最初に感じるのは、「怖さ」だと思う。
アートなら、それでいい。でも、デザインなら、それでいいのかな?って、思った。
「生きて」って言葉には、あなたは、すごい人なんだよ。主張なんかいらない。最初から、すごい「感じる」人なんだから。だから、あなたの作品をみて訪れた人の笑顔が見たいです。って、願いをこめています。